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2013年03月01日 (金) | 編集 |
昨年3月10日の夜、大震災関連の同じような番組ばかりで辟易していた時、ふとチャンネルを回して見つけたのが、NHKの「3.11のマーラー」なる番組だった。

大震災当日、すみだトリフォニーホールで行われた新日本フィルの演奏会、曲目はマーラーの交響曲第5番、のドキュメントだった。

楽員は全員集まらず、観客も100人程で、激しい余震が何度も襲う中での演奏を、指揮者、楽員、聴衆のインタビューを交えながらの構成だった。

演奏の一部しか取り上げられなかったが、しばしば音が外れたり、アンサンブルが乱れたりするものの、その緊張力は凄まじいものがあった。

マーラーの交響曲第5番というのは、冒頭から葬送行進曲で始まり、怒り、嘆き、阿鼻叫喚、現実逃避のような甘い夢(ベニスに死す、のアダージェット)を経て、最後にようやく一筋の光明が見えて来る、というようなおよそ救いようのない暗い曲だ。

まさに、大震災という悲劇に苛まれた人々の魂の叫びのような作品なのだ。
偶然とはいえ、こんな曲をプログラムにして、結果的に希代の名演と言われる演奏が誕生したことになる。
終演後、関係者の殆どがホールに泊まる事になったが、彼らの表情からは不思議な満足感が見られた。

つぶ鹿は2度とこの曲を通して聴く事はないだろう。
あの地獄絵図とも言える光景が浮かんでしまうからだ。
それでも恐いもの見たさに、最初の5分くらいは聴きたい、という誘惑に駆られてしまう。
5分以上聴くにはかなりの覚悟がいる。



この放送を見て、えらく感動した、という人々が多いようだが、3.11の前夜にこのような番組をNHKが放送した事自体が驚きだ。
偽善の固まりのような「花は咲く」をくどいくらい流しているNHKとは思えない。

3.11のマーラーの検索結果 ⇣
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