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2013年02月19日 (火) | 編集 |
たまにはつぶクリといえどもプロらしい事を書いてみたい。

皆さんは、歯に穴が開くというのは何処が多いと思いますか。

圧倒的に歯と歯の間が多いわけです。

治療法には大別して、2通りの方法があり、

1. 型を取って作る、いわゆる銀歯。

インレ形成

インレ

2. 穴を掘って、埋めて1回でハイ終わりの、主として白い樹脂の充填物

CR形成

CR.jpg

それぞれ適応症があるわけだけれど、どちらでもいける場合、これとこれと、どちらを希望か?と聞くと、99%以上の方々は無条件で白い樹脂の方を選ぶ。


ごく一部の方は、治療としてはどちらが優れているのか?と聞いてくる。

1回で出来る物の方が優れていたら、わざわざ2回かける者はいないし、自分の治療には絶対に樹脂はやらない、と答えることにしている。


例外的に、ごく小さな穴ならば樹脂の方が優れている場合もあるが、こういうのは極めて稀、と考えた方が良い。


どちらが優れているのか、の意味する所が、再び悪くなり難いのはどちらなのか?であるなら、2回法の鋳造修復 (金合金もありうるので、銀歯とは限らないが) の方が明らかに良い。


治療した歯が再び悪くなるとしたら、大抵は治療した部分と治療しない部分の境界から悪くなる。写真の銀歯の後ろの歯の ← で示した部分がその始まりだ。


歯と歯の間に穴があって治療した場合、樹脂の方は問題のその境界が歯と歯の間に入っている事に注目して欲しい。樹脂は金属の鋳造修復のように薄くはできないので、このような形態になるわけなのだ。


再び悪くなり易い部分が、歯ブラシでは殆ど効果ない歯と歯の間にある、というのが問題なのだ。

ここがぴったり歯と適合していれば、簡単には悪くはならないのだが、適合しているかどうかは我々にも分からない。

というより、適合している筈はないのである。


口の中で、しかも歯と歯の間の見えない所に自由な形を作れるわけがない。


治療する側としては、手間とコストの掛かる鋳造修復は本当はやりたくないのだ。

1回法の樹脂の方が治療費自体は安いが、原価は明らかに少ないので利益も多いのだね。

うっかり銀歯など入れようものなら、

「あの歯医者は銀歯入れやがった」だとか

「あの敗者は白い歯できない」とか

「あの廃車は下手糞だ」などと言われてしまうのだ。


つぶ鹿も馬鹿馬鹿しいので、最近は鋳造修復はやらなくなった。


昔々、先輩から流行るコツは、「早い、安い、下手」だと言われたが、この言葉は正しかったようだ。



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