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2016年10月01日 (土) | 編集 |
つぶ鹿はホルンという楽器が好きだ。

中でも、ウィーンフィルが使っているウィンナホルンの音色の素晴らしさに惹かれている。

ウィンナホルンは構造が旧式で、バルブの無いナチュラルホルンに近い音色を持っているとされる。


ウィンナホルン
ウィンナホルン

フレンチホルン
フレンチホルン



ブルックナー 交響曲第9番
シューリヒト指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団



冒頭から50秒位に始まるホルンの動機の音色が素晴らしい。
他のオーケストラからは絶対に聞けないものだ。

ウィンナホルンのもう一つの特徴は、フォルテで音が割れやすく、余り音量を上げずにフォルティシモのごとき響きが出せる事だ。


ベートーヴェン 交響曲第3番 英雄
フルトヴェングラー指揮 ウィーンフィルハーモニー管弦楽団



終楽章のコーダでフォルティシモになるところで、トロンボーンのように音を割るウィンナホルンの咆哮が凄まじい。


この演奏を初めて聴いた時の衝撃は忘れられない。

      ガ━━━━(゜Д゜;)━━━━ン!!!! 


同年の1952年、 ベートーヴェン 交響曲第3番 英雄
フルトヴェングラー指揮 ベルリンフィルハーモニー管弦楽団



こちらは普通のフレンチホルン。
ウィンナホルンの熾烈な音色とは全く異なるのが良くわかる。


ところが。。。  (;´Д`)


1970年代の後半あたりから、ウィーンフィルのホルンから熾烈さが無くなって来た。
最近では他のオケのホルンと余り違わなくなったように思う。


同じウィーンのオケでも、ウィーン交響楽団はウィンナホルンを使っていないらしいのだが、ウィーンフィルの楽器も変わったのだろうか・・・

そういえば、昔々ウィーンフィルの楽員が「ヤマハのホルンは音が割れない」と言っていた、という記事を思い出した。


いろいろ調べた結果、ウィンナホルンの製造や修理をするメーカーが次々と廃業して、ヤマハがウィンナホルンを作るようになったらしい。

それが1970年代の半ばだというのだ。

つぶ鹿が、ウィーンフィルのホルンから熾烈さが無くなった、と感じた時期と一致している。

音が割れなくなった代わりに、熾烈さを失ったのか。

「角を矯めて牛を殺す」とはこういう事なのだろう。


ヴァイオリンの世界ではストラディバリウスのような名器は現代人には作れないらしいが、ウィンナホルンも同じ道を辿るのか。。。


ウィンナホルンの素晴らしい音色を聴くためには、1950年代後半のステレオ録音初期から、1970年代初めまでのウィーンフィルの録音を集める以外にないようだ。
  
         ( ´゚д゚`)


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