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2016年07月25日 (月) | 編集 |
SACD vs CD

以前にもSACDについて書いたのだが (http://ittebattari.blog.fc2.com/blog-entry-191.html)、 フォーマットの上ではCDよりも圧倒的に高音質の筈だ。

「筈だ」と書くのは、必ずしもそうとは思えない事態に遭遇したからだ。

同じ音源のCDとSACDを持っているので、両者を聴き比べると興味深い事が分かった。

比較したのは、ロブロ・フォン・マタチッチ指揮、NHK交響楽団によるブルックナーの交響曲第8番。

SACDCD.jpg

この演奏は教育テレビの放送をVHSに録画したし、FM放送もカセットテープに録音した。
しかし、発売されたCDの音が余りにも酷くて大いに失望させられた。

実演を聴いた人々は口々に、「凄まじい演奏だった」と言うのだが、CDからはそんなものは微塵も感じられなかった。

録音レベルが異様に低く、まるで蚊の鳴くような音はカセットの方がまし、と思えるレベルだった。


そんなわけで、永年余り聴かれる事もないCDだったのだが、ある時、思い切りヴォリュームを上げて近所迷惑になりそうな大音量で聴いたところ、印象がかなり変わった。

かなり良いのだ。 (・∀・) 

マタチッチの表現の凄まじさの一端が感じられる。

そこで、見違えるような高音質に生まれ変わった、というSACDを買ってみたのだ。



確かにCDと比べると遥かに高音質になっていた。

各楽器の音色はCDよりもずっと美しく、繊細で分離も良い。
音場も広く、ホールの天井の高さも感じられる。

では、感動も遥かに増したか、というと必ずしもそうではない。

CDを大音量で鳴らした時のような熱い感動がないのだ。

個々の楽器は良く録れているのだが、音楽全体が録れていないとでも言うか、会場全体の雰囲気というものが希薄なのだ。

例えて言えば、SACDが100インチの8kスーパーハイビジョン画面だとすると、CDは26インチTVのノーマルハイビジョン映像のような感じだ。

細部を見るなら100インチだが、全体を見るなら26インチの方が良いとも言える。

CD、SACD両者に言える事だが、ダイナミックレンジ (最強音と最弱音の差) が狭く、ffで頭を抑えられたように聴こえる。

SACDの解説によると、NHKのオリジナルマスターテープ使用とあるが、これがどんなフォーマットなのか説明が無い。

この録音は1984年。

CDの登場が1982年で、初期のデジタル録音はかなりプアなものが多かった。

デジタル録音に使う業務用PCMプロセッサーの歴史を調べると、ソニーのPCM-1610が発売されたのが1980年、後継機のPCM-1630が1985年発売なので、1984年録音ならPCM-1610を使用したのではあるまいか。

PCM-1610はサンプリング周波数44.1kHz、量子化16bitでCDと同じだ。

このブルックナーの録音がCDと同じフォーマットだとしたら、PCMをDSD変換でSACDにしても高音質になる訳が無い筈だが、良くなると主張する人々もいるようだ。

残念ながら、つぶ鹿はPCMをDSD変換できるソフトを持っていないので、自分の耳で確かめる事が出来ないのだ。

 ↓ このブログの主は、SACDについてつぶ鹿と同じ評価をしている。
 http://music-and-audio.toyoba.fakefur.jp/?eid=58

以前、つぶ鹿はICレコーダーを使ってPCMのサンプリング周波数44.1kHz、量子化16bit とサンプリング周波数96kHz、量子化24bit を比較して、一聴して後者が優っていると分かったので自分の耳で判断したかったのだが・・・


ところでこのブルックナーの演奏、CD、SACDの他にBlue-specCDとxrcdというのもある。

音質としては SACD > xrcd > Blue-specCD > CD
とされているが、本当だろうか?


 ↓ マタチッチ/N響のSACDとxrcd を比較したものだが
http://d.hatena.ne.jp/japojp/20120618/1340056822 によると、
「音は、どちらも良いのですが・・・塊となって厚みがあり迫力ある音質なのがxrcd、音楽がふわっと広がり弦楽器など美しく響くのがSACD」
なのだそうだ。

つぶ鹿のSACDの評価にも似ている。

こうなったら、xrcdも買うしかないのか。。。 (;´Д`)


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